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全国の高専生が「大阪・関西万博」で未来を探究!

大阪関西万博2025の公式キャラクターミャクミャク様の大きいモニュメントを映している画像。ナイトシーンでライトアップされたミャクミャク後ろには、万博を象徴する建造物である大屋根リングが写し出されています。各国のパビリオンを前に観客が楽しむ様子も見える。

2025年6月18日、SMBC日興証券株式会社と株式会社ritaは、旭化成株式会社の協力のもと、大阪・関西万博会場で、社会課題解決に挑む「高専生の万博探究フィールドワーク」を実施しました。

応募者約300名の中から抽選で選ばれた25名は、当日の朝に全国から集合しました。異なる学校のメンバーで編成された5チームに分かれ、世界の国々や日本企業のパビリオンなどを自由に見学しました。万博の多彩な展示や体験を通じて、未来社会に向けた課題発見や解決策の検討を行いました。

大阪関西万博で実施した「高専生の万博探求フィールドワーク」の一コマ。フィールドワークに出発する前の25名の高専生に対して、主催者であるSMBC日興証券の磯野さんと協賛企業である旭化成の橋詰さんが、激励の言葉をかけている写真。その場にいる高専生25名は二人の話を真面目に話を聞いている様子が伺える。6月中旬というのに30度を超える気温のため、日よけ対策の帽子をかぶっている学生が目立つ。

フィールドワークの成果は、7月4日にオンラインで開催された成果発表会で共有され、旭化成株式会社からのフィードバックも受けました。各チームがプレゼンテーションを通じて社会課題へのアプローチを示し、高専生の柔軟な発想力と技術への情熱を感じさせるイベントとなりました。

各チームが取り組んだテーマは多様で、万博ならではの気づきが盛り込まれていました。例えば、暑さ対策や動線の課題を工学の視点から解決しようとする提案、環境問題や再生可能エネルギーへの関心、展示規模の格差が生む情報発信の不平等性の問題提起など、万博での学びを自身の専門分野や将来の研究に結びつけた発表が相次ぎました。

久留米高専の学生が、フィールドワークのZoom成果発表会でスライドを用いて発表している様子の写真。万博会場で見たナツメヤシ舗装材と久留米高専で研究しているバイオコークスの性質がとても似ているという説明をしているところ。ナツメヤシの廃材を活用した舗装材と、バイオマス燃料バイオコークスの利用例。左はナツメヤシ舗装材、右はバイオコークスの燃焼とサンプル、持続可能な資源活用の研究例。


全国各地の高専生たちが交流し、学びを社会に活かす視点を深めた本フィールドワーク。今後の彼らの活躍に大きな期待が寄せられます。

※弊社では、このようなワークショップを希望する教育機関やご協力いただける企業・自治体を随時募集しております。お気軽にご連絡ください。
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