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27卒高専生「約9割の学生が希望するインターンシップのコンテンツとは? 」

2027年3月に高専の本科を卒業・専攻科を修了する学生約150名を対象にした夏季インターンシップの実態調査についてデータを公開した時のサムネイル

27卒高専生(本科4年生および専攻科1年生)を対象に実施したインターンシップにまつわるアンケート調査では、高専生が選ぶインターンシップのコンテンツについて「実務体験」ができることへの関心が非常に高いことが明らかになりました。 

さらに、インターンの実施形式においては「全国どこでも可」と回答した学生が7割近くにのぼり、地域に対するこだわりが比較的少ない傾向も見受けられています。 

本稿では、参加意向の高いインターンシップ内容や希望される実施形式の傾向をもとに、企業が今後検討すべきインターンシップ施策の方向性について考察します。 


【TOPICS】 

(1)実務体験型のインターンシップが最も人気、学生の9割近くが参加を希望 
(2)インターンシップの開催場所には柔軟な姿勢、「全国どこでも可」が約7割 
(3)「実際に就業するとしたら」がイメージしやすいかが重要なポイントに 


(1)実務体験型のインターンシップが最も人気、学生の9割近くが参加を希望 

調査の結果、インターンシップで参加したい内容として最も多く挙げられたのは「実務体験」で、全体の89.2%が希望していました。 
本科4年生・専攻科1年生いずれの層においても、共通して他の項目を大きく上回る結果となっており、実際の業務を体験できる機会への期待の高さがうかがえます。 
 

次いで関心が高かったのは「職場・現場見学」(60.1%)で、業務環境や雰囲気への理解を求める姿勢が見受けられました。 
また、「社員交流・座談会」(33.1%)も一定の回答数があり、社員との対話を通じた企業理解も重視されているといえます。 
一方で、「グループワーク」(16.9%)や「プレゼン発表」(10.8%)といったアウトプット型プログラムへの関心は比較的低くとどまりました。

調査の結果、インターンシップで参加したい内容として最も多く挙げられたのは「実務体験」で、全体の89.2%が希望していました。 

本科4年生・専攻科1年生いずれの層においても、共通して他の項目を大きく上回る結果となっており、実際の業務を体験できる機会への期待の高さがうかがえます。 

次いで関心が高かったのは「職場・現場見学」(60.1%)で、業務環境や雰囲気への理解を求める姿勢が見受けられました。 
また、「社員交流・座談会」(33.1%)も一定の回答数があり、社員との対話を通じた企業理解も重視されているといえます。 

一方で、「グループワーク」(16.9%)や「プレゼン発表」(10.8%)といったアウトプット型プログラムへの関心は比較的低くとどまりました。 

(2)インターンシップの開催場所には柔軟な姿勢、「全国どこでも可」が約7割 

参加を希望するインターンシップの開催エリアについては、「全国どこでも可」と回答した学生が全体の68.2%を占めました。 
このことから、特定の地域にこだわらず、内容重視で選択する学生が多い傾向にあることがわかります。 
 

一方で、「都市圏」(32.4%)や「高専の近隣エリア」(10.8%)、「実家の近隣エリア」(11.5%)といった地域密着型の希望も一部に見られました。 

また、「オンライン」での参加を希望した学生は全体のわずか2.7%にとどまり、多くの学生がより現場の雰囲気や様子などの理解を深めやすい対面・現地での参加を望んでいることがわかりました。

参加を希望するインターンシップの開催エリアについては、「全国どこでも可」と回答した学生が全体の68.2%を占めました。 

このことから、特定の地域にこだわらず、内容重視で選択する学生が多い傾向にあることがわかります。 

一方で、「都市圏」(32.4%)や「高専の近隣エリア」(10.8%)、「実家の近隣エリア」(11.5%)といった地域密着型の希望も一部に見られました。 

また、「オンライン」での参加を希望した学生は全体のわずか2.7%にとどまり、多くの学生がより現場の雰囲気や様子などの理解を深めやすい対面・現地での参加を望んでいることがわかりました。 

(3)「実際に就業するとしたら」がイメージしやすいかが重要なポイントに 

本調査を通じて、27卒の高専生がインターンシップに期待するコンテンツや開催形式が明らかになりました。 

特に参加を希望するコンテンツ内容については「実務体験」を希望する学生が9割近くにのぼり、多くの学生が現場での実践的な学びを求めていることがうかがえます。 

また、インターンの開催場所についても「全国どこでも可」とする回答が多数を占め、地域にこだわらずコンテンツ内容を重視する姿勢が見受けられました。 

対面形式での参加を希望する学生が多いことからも、企業の現場で直接学び、雰囲気を感じ取る機会を重視していることがわかります。 

これらの結果から、高専生のインターンシップに対する期待は「実務体験」や「リアルな職場体験」を通じた進路の検討・キャリア形成に直結するものとなっており、今後企業がインターンシップをはじめ採用広報のコンテンツを検討するにあたっては、実践的かつ現場密着型のプログラムの検討が重要となるでしょう。


■調査概要  
・調査時期:2025年6月15日  
・調査機関:株式会社rita  
・調査対象:高専コミュニクエスト キャリア交流会への参加者(高専本科4年生、専攻科1年生)  
・有効回答数:148件  
・調査方法:Web上でのアンケート調査  

※各項目の数値は小数点第二位を四捨五入し小数点第一位までを表記しているため、択一式回答の合計が100.0%にならない場合があります。