熊本大学で「第17回 半導体材料・デバイスフォーラム」を開催 全国の高 専生・大学生が研究成果を発信
2026年10月17日、熊本大学 黒髪南キャンパスにて、「第17回 半導体材料・デバイスフォーラム」が開催されました。
主催は一般社団法人SMDF、熊本高等専門学校 電子材料・デバイス研究部、半導体デバイ ス材料フォーラム実行委員会、共催は熊本大学 自然科学教育部、公益財団法人応用物理学会 九州支部です。
株式会社ritaは「SMDF共創事務局」として、企画・運営を担当しました。
当日は全国の高専・大学・ 企業から231名が集まり、37件の学生研究発表や講演、企業・大学との交流を通じて、学びと産業が交わる一日となりました。
<開催の背景>
2010年から毎年開催している本フォーラムは、今年で17回目を迎えました。今年は、一般社団法人SMDFの設立後初めての開催であり、2日間にわたる特別開催としています。
1日目の今回は「学術発表( 知的探求編)」として、学生の研究発表と、熊本の半導体産業・人材育成を学ぶ場を設けました。2日目となる「第2回 先端技術協奏セミナー」は、11月14日(土)に熊本高等専門学校で開催します。
<基調講演・企業招待講演>
はじめに、SMDF代表理事の角田功教授(熊本高等専門学校)が開会のあいさつを行いました。続く基調講演では、熊本大学の百瀬健教授が「半導体概論と熊本における半導体産業」、熊本大学 工学部長の井 原敏博教授が「熊本大学における半導体分野の研究・人材育成の取り組み」と題して講演しました。
企業招待講演では、東京エレクトロン九州株式会社の松山雄二氏より、「熊本高専-東京エレクトロン長期インターンシップによる人材育成モデル」が紹介され、教育機関と企業が協働して人材を育てる具体的な姿が共有されました。

<学生研究発表>
午前の口頭発表では、2つの会場で12件の発表が行われました。高専を卒業して大学・大学院で研究を続ける学生も多く、高専で培った力がその先の研究につながっていることを感じさせる発表が続きました。
夕方のポスター発表では25件の研究が並び、学生と企業の技術者、大学の研究者がポスターの前で熱心に議論を交わしました。
会場は終始にぎわい、分野や立場を越えた学び合いが生まれました。優れた発表には、参加者の投票による奨励賞が贈られました。

<企業セミナー・大学セミナー・施設見学>
午後は、16社の企業によるブース形式の企業セミナーと、全国10の大学・大学院による高専生向けの大学セミナーを同時に開催しました。学生は、企業の技術や仕事の内容、進学先での研究について、担当者に直接質問する機会となりました。
また、熊本大学 自然科学教育部のご協力のもと、半導体デバイス工学課程の施設見学ツアーも実施しました。クリーンルームを含む共用設備や研究室を見学し、最先端の研究環境を間近に体感することができました。


<今後の開催について>
本フォーラムは、教育・研究・産業が交わることで、学生が自らの未来を考える機会をつくる取り組みです。SMDFでは、会員企業の皆さまからいただいた会費を、特定企業への就職を前提としない奨学金など、高専生の学びの支援に活用しています。
ご参加・ご協力いただいた皆さまに、心より御礼申し上げます。
11月14日には、熊本高等専門学校にて「第2回 先端技術協奏セミナー」を、11月20日には肥後銀行と共に「SMDFセキュリティ共想セミナー」を開催します。
ritaは、これからもSMDFの事務局として、理系人材の育成と、教育と産業が共に奏でる場づくりを進めてまいります。
SMDFへのご入会・ご協賛に関するお問い合わせは、当社までお気軽にご連絡ください。